無線LAN中継機能
本商品では、無線LAN中継機能を利用して、下記のような構成で無線LANが拡張できます。
以下の説明での無線LANアクセスポイント(親機)とは、本商品のことです。

 
<制限事項>-無線LAN中継機能ご利用に関する注意事項-
  • 無線LAN中継機能と暗号化方式のWPA-PSK(TKIP)、WPA-PSK(AES)は同時に利用することはできません。
    無線LAN中継機能を使用する場合、暗号化方式はWEPモードをご利用ください。

  • 無線LAN中継機能をご利用になる場合は、暗号化設定(暗号強度、暗号化キー)をご利用になる
    すべての無線LANアクセスポイント(親機)と無線LAN端末(子機)であわせてご利用ください。

  • 無線LAN中継機能のアクセスポイント間の通信は、通常モードの通信となりSuper AGモードは機能しません。

 
ネットワーク構成例
ネットワーク構成例
 
<お知らせ>
  • 無線LAN中継機能で接続できるのは、WDS対応のWARPSTARのみです。
    他社のWDS対応のアクセスポイントは接続できません。

  • 中継する無線LANアクセスポイント(親機)に無線接続された無線LAN端末(子機)から、インターネットに接続する場合の速度は、無線LANアクセスポイント(親機)(A)に無線接続された無線LAN端末(子機)から接続する場合の半分の速度になります。

  • 無線LANアクセスポイント(親機)どうしのネットワーク名(SSID)を同じにすることでローミングが可能です。

  • 1台の無線LANアクセスポイント(親機)に接続できる中継機(無線LANアクセスポイント(親機))は最大6台までです。

  • 中継台数は、3台以下でご利用ください。

  • 複数台の無線LANアクセスポイント(親機)によるネットワーク拡張はこちらをご参照ください。


■設定方法
上記イラストを利用例に、MACアドレスや無線チャネルの登録、無線LANアクセスポイント(親機)(B)、無線LANアクセスポイント(親機)(C)をディップスイッチで設定する方法を下記に記載します。順番に従って設定してください。
中継台数が3台(3段中継)の場合は、利用例2)を参照にして設定してください。

 
<お知らせ>
  • 無線LANの構成を変更時などに、無線LANアクセスポイント(親機)(B)または、無線LANアクセスポイント(親機)(C)の設定を変更するために、HUBモードから通常に戻すとき、無線LANアクセスポイント(親機)(A)、無線LANアクセスポイント(親機)(B)、無線LANアクセスポイント(親機)(C)のLAN側IPアドレスが同じだと、無線機能により無線LANアクセスポイント(親機)(A)に接続されてしまうことがあります。
  • 各無線LANアクセスポイント(親機) (無線LANアクセスポイント(親機)(A)、無線LANアクセスポイント(親機)(B)、無線LANアクセスポイント(親機)(C))いずれかの設定を変更したい場合は次の手順で行ってください。

    (1) 設定変更する無線LANアクセスポイント(親機)以外の無線LANアクセスポイント(親機)の電源を切ります。
    (2) 設定変更する無線LANアクセスポイント(親機)をHUBモードから通常に戻します。
    (3) 無線LANアクセスポイント(親機)の設定を変更し、再びHUBモードに戻します。
    (4) 他の無線LANアクセスポイント(親機)の電源を入れてください。

    例)
    無線LANアクセスポイント(親機) 電源
    無線LANアクセスポイント(親機)(A) OFF
    無線LANアクセスポイント(親機)(B) ON
    無線LANアクセスポイント(親機)(C) OFF


 
1. MACアドレスを登録する
  利用例1)の場合
(1) 無線LANアクセスポイント(親機)(A)に、無線LANアクセスポイント(親機)(B)のMACアドレスを登録する
(2) 無線LANアクセスポイント(親機)(B)に、無線LANアクセスポイント(親機)(A)のMACアドレスを登録する
(1)(2)それぞれの無線LANアクセスポイント(親機)のMACアドレスを設定します。

例:利用例1)のMACアドレスを登録する場合
 無線LANアクセスポイント(親機) 登録するMACアドレス
無線LANアクセスポイント(親機)(A) (B)のMACアドレスのみ登録
無線LANアクセスポイント(親機)(B) (A)のMACアドレスのみ登録

利用例2)の場合
(1) 無線LANアクセスポイント(親機)(A)に、無線LANアクセスポイント(親機)(B)のMACアドレスを登録する
(2) 無線LANアクセスポイント(親機)(B)に、無線LANアクセスポイント(親機)(A)と無線LANアクセスポイント(親機)(C)のMACアドレスを登録する
(3) 無線LANアクセスポイント(親機)(C)に、無線LANアクセスポイント(親機)(B)のMACアドレスを登録する
(1)(2)(3)それぞれの無線LANアクセスポイント(親機)のMACアドレスを登録します。

例:利用例2)のMACアドレスを登録する場合
 無線LANアクセスポイント(親機) 登録するMACアドレス
無線LANアクセスポイント(親機)(A) (B)のMACアドレスのみ登録
無線LANアクセスポイント(親機)(B) (A)と(C)のMACアドレスを登録
無線LANアクセスポイント(親機)(C) (B)のMACアドレスのみ登録

  「クイック設定Web」
 
a. 「詳細設定」のプルダウンメニューから「無線LAN側設定」 を選択し、[WDS通信モード]を「使用する」に設定し、「詳細設定」のプルダウンメニューから 「無線LAN側設定(WDS)」を選択し、「WDS対応機器エントリ」で設定する
 
<お願い>
  • 登録するMACアドレスをあやまると、通信が正常に行えません。その場合には、無線を使わない端末にも影響する場合がありますのでご注意ください。

  • 複数台で中継を行う場合には、端末からインターネットへの複数の経路が存在するような構成にはできません。中継する無線LANアクセスポイント(親機)に登録するインターネット側(WAN側)への無線LANアクセスポイント(親機)は1台のみとなります。
    例えば、利用例2)のような場合、無線LANアクセスポイント(親機)(C)に無線LANアクセスポイント(親機)(A)のMACアドレスを登録しないでください。無線LANアクセスポイント(親機)(A)(B)両方のMACアドレスを登録すると、通信が正常に行えません。

 
2. 無線チャネルを登録する
  それぞれの無線LANアクセスポイント(親機)に、使用する無線チャネルを登録します。

  「クイック設定Web」
 
a. 「詳細設定」のプルダウンメニューから 「無線LAN側設定」を選択し、「無線LANアクセスポイント(親機)設定」の「使用チャネル」で同じ番号を登録する
3. 無線LANアクセスポイント(親機)(B)、利用例2の場合には無線LANアクセスポイント(親機) (C)もHUBモードに設定する
  「HUBモードを設定をする」を参照して設定してください。
4. 無線LAN端末(子機)の設定をする
  「無線LAN端末(子機)のネットワークを設定する(Windows(R)のみ)」を参照してください。
 
5. 無線接続するパソコンの利用範囲を確認する
  「無線接続するパソコンの利用範囲を確認する」を参照してください。
 
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