USBストレージファイル共有機能

本機能はUSBポートにUSBストレージデバイスを挿入してご利用できます。
本商品のUSBポートに接続したUSBデバイス内のファイルは、本商品のLAN側に接続したパソコンなどの端末で読み取り・書き込みを行うことができます。
また、LAN側に接続した複数のパソコン(同時接続数5台まで)でファイルを共有することもできます。

例

<お知らせ>

  • ご利用できるUSBデバイスのフォーマット形式は、FAT32/FAT16/exFATのみです。
  • クイック設定Webの「ホームゲートウェイ詳細設定」-「3.LAN設定」-「USBストレージのフォーマット」では、フォーマット形式「exFAT」にフォーマットします。
  • マスストレージクラスのUSBデバイスの場合、1つのファイルの最大容量は、フォーマット形式「FAT16」では約2GBまで、「FAT32」では約4GBまでです。フォーマット形式「exFAT」では、1つのファイルの最大容量の制限はありません。
  • 本機能は、IPv4でのみアクセス可能です。
  • お使いのUSBデバイスによっては、正しく認識されない場合があります。USBデバイスの取扱説明書などを確認してください。
  • 本商品のUSBポートに接続したUSBデバイスは、パソコンなどお使いの機器に接続したとき、USBデバイス内のファイルにアクセスできない場合があります。

<ご注意>

  • USBデバイスを取り付ける場合は、下記のことにご注意ください。
    • - 必ず装置本体を押さえて取り付けてください。
    • - コネクタ部分に手を触れないようにしてください。
    • - コネクタの向きに注意して、無理に押し込まないようにしてください。
  • USBデバイスを取り外す場合は、クイック設定WebでUSBデバイスの停止をおこなってから取り外してください。
  • 本商品にUSBハブを接続してUSBポートのご利用はできません。
  • USBポートに接続したUSBデバイス内のファイルへアクセス中に、USBデバイスやパソコンを本商品から外したり、本商品の電源を切ったりすると、アクセス中のデータが壊れる場合がありますので、ご注意ください。
  • 本商品のUSBポートにUSB3.0デバイスを接続すると、USB3.0の高周波ノイズの影響により無線の電波に干渉し、2.4GHz帯につながりにくくなる場合があります。このような場合は、USBデバイスを本商品から離して設置する、またはUSB3.0対応のシールドされたUSBケーブルを使用するなどしてお使いください。
  • 規格外のUSBデバイスを接続した場合、装置破損の恐れがありますので、ご注意ください。

■アクセス方法

パソコンからUSBデバイス内のファイルへは、次の手順でアクセスします。

<Windows(R)の場合>

  1. 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押し、表示された一覧から[ファイル名を指定して実行]をクリックする

    ※ Windows(R) 11の場合は、「Windows」キーを押します。

  2. 「名前」の欄に「\\ATERM-」と本商品のWAN側MACアドレス下6桁(「:」除く)を入力し、[OK]をクリックする

    ※ Windows(R) 11の場合は、「検索するにはここに入力します」の欄に入力します。

    <入力例>
    例:本商品のWAN側MACアドレスが「00:12:34:56:78:90」の場合

    \\ATERM-567890と入力します。

  3. USBデバイス名が表示されるので、ダブルクリックする

    <本商品の装置名が表示されない場合>

    • 上記の手順で表示されない場合は、Microsoftネットワーク用のソフトがインストールされていない場合やファイアウォールの設定で、ファイルとプリンタの共有設定がされていない場合が考えられます。
      なお、これらパソコンに関することは、それぞれのメーカーにお問い合わせください。
  4. USBデバイス内のファイルが表示される

<macOS v11.0の場合>

※ 動作確認済みのOS(mac)は、macOS v11.0、macOS v10.15です。

  1. クイック設定Webを表示し、「基本情報」-「USBファイル共有情報」の「共有リソース」に表示されている文字列を確認する
  2. Finderのメニューバーから[移動]-[サーバへ接続]をクリックする
  3. 「サーバアドレス」に「smb://ATERM-xxxxxx/yyyyyyyy」と入力し、[接続]をクリックする
    (xxxxxxは、本商品のWAN側MACアドレス下6桁、yyyyyyyyは、手順1で確認した共有リソース名です。)

    <入力例>
    例:WAN側MACアドレスが「00:12:34:56:78:90」、共有リソース名が「yyyyyyyy」の場合

    smb://ATERM-567890/yyyyyyyyと入力します。

  4. 「ユーザの種類」で「ゲスト」を選択し、[接続]をクリックする

    ※ クイック設定Webの「ホームゲートウェイ詳細設定」-「3.LAN設定」-「USBファイル共有設定」で「ユーザ認証」を「ON」に設定した場合は、「登録ユーザ」を選択して設定したユーザ名とパスワードを入力し、[接続]をクリックしてください。

  5. USBデバイス内のファイルが表示される

<お知らせ>

  • 手順にある「ATERM-xxxxxx」は、クイック設定Webの「ホームゲートウェイ詳細設定」-「3.LAN設定」-「USBファイル共有設定」の「コンピュータ名」で変更可能です。変更した場合は、そのコンピュータ名を入力してください。

● 「ネットワーク」からのアクセス方法

<Windows(R)の場合>

  1. 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押し、表示された一覧から[エクスプローラー]をクリックする

    ※ Windows(R) 11の場合は、「Windows」キーを押し、表示された一覧から[エクスプローラー]をクリックします。

  2. ナビゲーションウィンドウの「ネットワーク」をクリックする
  3. 本商品のコンピュータ名「ATERM-xxxxxx」をダブルクリックする

    ※ コンピュータ名は、「基本情報」-「USBファイル共有情報」で確認できます。

  4. USBデバイス名が表示されるので、ダブルクリックする
  5. USBデバイス内のファイルが表示される

■過電流保護機能

本商品のUSBポートは過電流監視機能を搭載しています。本商品から給電される電流が過電流となった場合、自動的に給電を遮断します。

<過電流監視機能の解除方法>

過電流保護状態のUSBポートからUSBデバイスを取り外したあと、本商品に接続したパソコンからクイック設定Webで状態を復帰させます。

  1. クイック設定Webの「基本情報」-「基本情報」を開く
    過電流状態になると、過電流保護回路が働き「USBデバイス情報」が、下記のような表示になりUSBデバイスが動作しなくなります。

    画面例

  2. USBポートから、USBデバイスを抜く
  3. [復帰]をクリックする
  4. [OK]をクリックする

<ご注意>

  • USBデバイスを抜かずに[復帰]をクリックした場合、再度過電流保護機能が動作する可能性があります。USBポートからUSBデバイスを抜いて[復帰]をクリックしてください。