設定方法
(1)本商品の設定をする
・基本設定−「基本設定」でPPPoEモードに設定する
・複数固定IPサービスを「利用する」に設定する。
・本商品に[接続先の設定]、[IPアドレス]、[ネームサーバ]などを設定する。

本商品に設定するグローバルIPアドレスは、ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられたものを使用します。
ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられる連続したグローバルIPアドレスのうち、最初(ネットワークアドレス)と最後(ブロードキャストアドレス)はシステムで予約されており、一般的にホストには使用しません。
 
<お知らせ>
  • UPnPとは、併用できません。
    UPnPは、ローカルネットワークで使用していた場合でも、複数固定IPサービスによるサブネットワークを追加構築すると使用できなくなります。
    本商品の初期状態では、UPnPを「使用する」になっていますが、複数固定IPサービスを「使用する」に設定するとUPnPの設定は無効になります。

  • DMZとは、併用できません。

  • LAN側とWAN側で、同じIPアドレスを設定しないでください。

  • グローバル固定IPアドレスを付与したパソコンから本商品の「クイック設定Web」を起動する場合には、WWWブラウザのアドレス欄には、「ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられた本商品のグローバルIPアドレス」を入力してください。
    ここで「クイック設定Web」を起動するときに、「クイック設定Web」のメニュー画面が表示されずに、エラーメッセージが表示されることがあります。
    「クイック設定Web」を行うには、JavaScriptを「有効にする」に設定してください。

■クイック設定Web
1. 「基本設定」-「基本設定」-[装置名/動作モード]の「動作モード」で、「PPPoEモード」を選択する
  画面例
   
2. 「詳細設定」-「高度な設定」-[NAT/UPnP設定]の「NATモード」で、「複数固定IPサービス」を選択する
 
   
3. メッセージが表示されたら、[OK]をクリックする
4. 「複数固定IPサービスが有効となる接続先」を選択する
5. 「複数固定IPサービスタイプ」を選択する
  • タイプ1:
    標準的なサービスタイプです。通常はこちらを指定してください。

  • タイプ2:
    ブロードバンド接続事業者またはプロバイダなどから指示があった場合は、こちらを指定します。
    またタイプ1を指定して接続上問題があった場合は、タイプ2を指定することで接続できるようになることがあります。
6. [設定]をクリックする
7. 「基本設定」-「接続先設定」を下記のように設定する
「複数固定IPサービス」を使用する場合には、「編集する接続先」が「接続設定1/複数固定IPサービス」(工場出荷状態)に固定されますので、「編集する接続先」を変えることはできません。
   
  [接続先の設定]
 
接続先名 ブロードバンド接続事業者またはプロバイダの名称など接続先がわかるように入力します。
ユーザー名 ブロードバンド接続事業者またはプロバイダの指示に従って、認証ID(ログインID・ユーザーID)を入力します。
(例:ログインID@xxxxxx.ne.jpなど。@以下はブロードバンド接続事業者またはプロバイダによって異なります。)
接続パスワード ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられたパスワードを入力します。
   
  [IPアドレス]
  ブロードバンド接続事業者またはプロバイダの指示に従って、本商品に割り当てるグローバルIPアドレスとサブネットマスクを入力する
例) グローバルIPアドレスを8個割り当てるサービスを利用する場合
 
グローバルIPアドレス 200.200.200.0〜200.200.200.7
ネットマスク 255.255.255.248
DNS 211.211.211.1
セカンダリDNS 211.211.222.2
  ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられた本商品に設定するグローバルIPアドレス
 
IPアドレス 200.200.200.1
ネットマスク 255.255.255.248
 
最初と最後のアドレスはシステムで予約されているため本商品で使用できるIPアドレスは200.200.200.1〜200.200.200.6"の6個です。
ただし、6個のうち1個には、ブロードバンド接続事業者/プロバイダから割り当てられた本商品のグローバルIPアドレスを割り当ててください。
 
例)
200.200.200.0 ネットワークアドレスのため使用不可
200.200.200.1〜200.200.200.6 ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられた本商品のブロードバンド接続事業者/プロバイダから、割り当てられた本商品のグローバルIPアドレス、Webサーバ、メールサーバ、FTPサーバ、クライアントパソコン等を、任意で割り当てることができます。
200.200.200.7 ブロードキャストアドレスのため使用不可
 
   
  [ネームサーバ]
 
プライマリDNS ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから指定されたIPアドレスを入力します。
例) 211.211.211.1
セカンダリDNS ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから指定されたIPアドレスを入力します。
例) 211.211.222.2
   
  [認証時の暗号化]
既存値を変更する場合には、設定してください。
   
  [PPPキープアライブ]
既存値を変更する場合には、設定してください。
   
  [拡張設定]
既存値を変更する場合には、設定してください。

(画面の値は上記の設定例です。)
 
8. [設定]をクリックする
9. 「詳細設定」-「静的NAT設定」を下記のように設定する
  [静的NATエントリ編集]
 
エントリ番号 エントリ番号を選択します。
WAN側IPアドレス ブロードバンド接続事業者またはプロバイダから割り当てられたグローバル固定IPアドレスを設定します。
宛先アドレス 上記で設定したWAN側のIPアドレスに対して固定的に割り当てる端末の宛先アドレスを指定します。
IPアドレス、またはMACアドレスを指定します。
ただし、MACアドレス指定は、DHCPサーバ機能が有効になっているときのみ適用されます。
  画面例
10. [編集]をクリックする
11. [登録]をクリックする
本商品側面の各ランプが点滅し、本商品が再起動します。
   
<ご注意>
  • グローバル固定IPアドレスとそれを固定的に割り当てる端末の宛先アドレスは、必ず1:1にしてください。
    1つのグローバル固定IPアドレスを複数の端末に割り当てたり、1つの端末に複数のグローバル固定IPアドレスを割り当てた場合には、本商品の動作が不安定になることがあります。
 
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