無線LANのセキュリティが心配

原因と対策

無線LANのセキュリティには3つの方法があります
1) ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)(出荷時=使用しない)
2) 暗号化によるセキュリティ(出荷時=ON)
3) MACアドレスによるアクセス制限(出荷時=使用しない)

1) ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽):
ネットワーク名(SSID)が不明の場合の参照に応答しないようにできます。
他の人にネットワーク名(SSID)を知られたくない場合は、クイック設定Webの「無線LAN設定」-「無線LAN設定」(WR8700Nでは「無線LAN詳細設定(2.4GHz)」および「無線LAN詳細設定(5GHz)」)内の[ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)]を[使用する]にチェックしてください。
ただし、機器によっては本機能が使用できない場合があります。

2) 暗号化によるセキュリティ:
通信データを暗号化することでセキュリティを強化できます。
クイック設定Webの「無線LAN設定」-「無線LAN設定」(WR8700Nでは「無線LAN詳細設定(2.4GHz)」および「無線LAN詳細設定(5GHz)」)内の[暗号化モード]で暗号化方式を選択します。
通信データが暗号化されるので、通信データを盗み見られることを防げます。
ただし、暗号化キーを設定した場合でも暗号のキーを他人に知られると通信データを解読される可能性がありますので、暗号化キーの管理には十分注意してください。

【WEP】
それぞれの組み合わせでご利用になれるWEPは次のようになります。

<暗号化対応表>
  無線LANアクセスポイント(本商品)で使用可能なWEP


L
A
N





使




WL300NC
WL130NC
WL54SC2
WL54SC
WL54AG
WL54TE
WL54SU2
WL54SU
WL54TU
WL54SE2
WL54SE
64bitWEP/128bitWEP/152bitWEP
WL300NU-GS
WL300NU-AG
WL300NC-G
WL300NU-G
WL54GC
WL54GU
64bitWEP/128bitWEP

同一無線ネットワークにおいて、64bitWEP、128bitWEPと152bitWEPの混在はできません。
Windows(R) 7、Windows Vista(R)では、「152bitWEP」は使用できません。


【WPA-PSK/WPA2-PSK】

WPA-PSKまたは、WPA2-PSKをご利用になる場合は、対応した無線LAN端末(子機)が必要です。
[暗号化モード]で「WPA/WPA2-PSK(TKIP)」、「WPA/WPA2-PSK(AES)」、「WPA2-PSK(TKIP)」、「WPA2-PSK(AES)」、「WPA-PSK(TKIP)」、「WPA-PSK(AES)」を選択し、[WPA暗号化キー]に8〜63桁の英数記号、または64桁の16進数指定します。

暗号化キーに使用できる文字は以下の通りです。
・8〜63桁の場合:英数記号(0〜9、a〜z、A〜Z、下表の記号)

※「」(バックスラッシュ)はパソコンによっては、「」と表示されます。

・64桁の場合:16進数(0〜9、a〜f、A〜F)

暗号化の設定は必ず無線LANアクセスポイント(親機)と、無線LAN端末(子機)または無線LAN端末(子機)を使用するパソコンで同じ設定にしてください。
暗号化キ-は無線アクセスポイント1つにつき1つだけ使用します。複数の無線LAN端末(子機)を使用する場合すべての無線LAN端末(子機)に無線アクセスポイントと同じ暗号化キーを設定してください。
同一無線ネットワークにおいて、使用できる暗号化方式は1つです。混在はできません。
暗号化(WPA-PSK/WPA2-PSKモード)を有効にすると、サテライトマネージャ起動または接続設定を実行してから無線LAN通信が可能になるまでに、時間がかかる(数十秒程度)ことがあります。

3) MACアドレスによるアクセス制限:
クイック設定Webの「無線LAN設定」-「無線LAN設定」(WR8700Nでは「無線LAN詳細設定(2.4GHz)」および「無線LAN詳細設定(5GHz)」)-[MACアドレスフィルタリング」で自分が使う無線LAN端末(子機)のMACアドレスを登録して、「無線LAN設定」-「無線LAN設定」(WR8700Nでは「無線LAN詳細設定(2.4GHz)」および「無線LAN詳細設定(5GHz)」)で[MACアドレスフィルタリング機能]を[使用する]に設定してください。仮にネットワーク名(SSID)や暗号キーが盗まれてもMACアドレスの異なる機器からのアクセスを拒否します。