Wi-Fi設定を変更しないで親機を本機器に入れ替える(Wi-Fi設定引越し)

ご利用のネットワークで使用していた既存の親機と本機器を入れ替える場合、既存の親機で使用していたWi-Fi設定内容を本機器に引き継ぐことができます。
本機能をご利用になれば、親機が入れ替わってもWi-Fi設定内容は変わらないため、これまで既存の親機に接続して使用していたパソコンやスマートフォン/タブレット端末などは、Wi-Fi設定を変更しなくても、そのまま使用することができます。

◆補足◆

  • 本機能をご利用になるには、既存の親機がWPSに対応している必要があります。

設定を行う前に

  • 本機器の電源が入っている場合は、ACアダプタのプラグを外して電源を切ってください。
  • 下記の手順は必ず最後まで行ってください。中断したり他の設定を行ったりすると、設定内容が反映されません。

設定手順

※ 親機についての説明および装置図は、Atermシリーズを例にしています。
親機のボタンおよびランプの名称、位置、形状は、装置によって異なります。親機の取扱説明書などで確認してください。

1.

本機器のRT/BR/CNVモード切替スイッチをCNV側に切り替えます。

◆注意◆

  • 本機器の電源が入っている場合は、RT/BR/CNVモード切替スイッチを切り替える前に、ACアダプタのプラグを外して電源を切ってください。

RT/BR/CNVモード切替スイッチ <GX1200HP>

2.
本機器のらくらくスタートボタンを押しながら、ACアダプタのプラグを接続し、CONVERTERランプが緑点滅したら、らくらくスタートボタンを放します。

設定イメージ <GX1200HP>

3.
本機器のCONVERTERランプが緑点滅している状態で再度らくらくスタートボタンを長押しして、POWERランプが緑点滅になったら放します。

GX1200HP <GX1200HP>

◆補足◆

  • POWERランプが緑点滅するまで、時間がかかる場合があります。
4.

既存の親機のらくらくスタートボタン(WPSプッシュボタン)を押して、WPS機能を起動します。

親機の例 <親機> 装置図は、Atermシリーズの一例です。

5.

既存の親機がAtermシリーズの場合は、しばらく待って、親機のPOWERランプが橙点灯することを確認します。

親機の例<親機> 装置図は、Atermシリーズの一例です。

◆補足◆

  • 親機のPOWERランプは、約10秒間橙点灯したあと、緑点灯に戻ります。
6.

本機器のPOWERランプが橙点灯になることを確認します。

GX1200HP<GX1200HP>

◆補足◆

  • しばらくすると本機器のPOWERランプは緑点灯に変わります。
7.

設定に成功すると、本機器の2.4GHzまたは5GHzランプが緑点灯(約10秒間)します。また、親機によっては、2.4GHz、5GHzランプ両方が緑点灯(約10秒間)します。

◆注意◆

◆補足◆

  • 設定に成功すると、既存の親機のWi-Fi設定内容が、本機器が接続している周波数帯(2.4GHz帯または5GHz帯)のWi-Fi設定(プライマリSSID)に自動的に反映されます。親機によっては、本機器が接続している周波数帯にかかわらず、2.4GHz帯、5GHz帯両方のWi-Fi設定が反映されます。
  • 本機能によって既存の親機から本機器に反映される設定は、ネットワーク名(SSID)、暗号化モード、暗号化キーです。その他のWi-Fi設定は、クイック設定Webの「Wi-Fi(無線LAN)設定」で設定してください。
8.

本機器からACアダプタのプラグを外します。

9.

本機器のRT/BR/CNVモード切替スイッチをRT側またはBR側に切り替えます。

10.

既存の親機をネットワークから取り外します。

11.

本機器を設置・接続します。
「つなぎかたガイド」の「STEP1 GX1200HPを設置して電源を入れよう」を参照して本機器を設置・接続し、電源を入れてください。
本機器が起動すると、反映が完了します。

使いかた

うまく動作しない場合は

  • 既存の親機とWPSでWi-Fi接続したら、本機器の2.4GHzランプまたは5GHzランプが赤点灯(約10秒間)した。

    → 既存の親機がWi-Fiデュアルバンド中継機能に対応していない場合は、どちらか一方のランプが必ず赤点灯します。緑点灯したランプの周波数帯では引き継ぎが成功しているので、そのまま手順にしたがって設定してください。

    → 既存の親機からWi-Fi設定内容の引き継ぎが失敗しました。

    - 既存の親機のセキュリティ設定(ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)、MACアドレスフィルタリングなど)によりWPS接続できない場合は、本機能でWi-Fi設定はできません。

    - 既存の親機に暗号化が設定されていない場合、または暗号化モード「WEP」が設定されている場合は、本機能でWi-Fi設定はできません。

    - 既存の親機と、本機器のセカンダリSSIDに、同じネットワーク名(SSID)があると、本機能でWi-Fi設定はできません。

    - 既存の親機のネットワーク名(SSID)に、本機器のネットワーク名(SSID)で使用できない文字が使われていると、本機能でWi-Fi設定はできません。
    本機器のネットワーク名(SSID)で使用できる文字は、半角の0~9、a~z、A~Z、-(ハイフン)、_(アンダースコア)です。

    - 上記以外の場合、電波状態などによる原因が考えられます。手順3からやり直してください。