異なる暗号化方式の子機を同時に接続する(マルチSSID機能)

本商品には2つのネットワーク「プライマリSSID」「セカンダリSSID」があり、それぞれに異なるセキュリティの設定ができます。これらのネットワークは同時に動作しているため、WPA/WPA2を利用可能な子機と、ニンテンドーDSなどWEPのみが利用可能な子機が共存可能です。


◆参考◆

  • らくらく無線スタート利用時には、子機の無線LAN規格に応じて、どのSSIDに接続するかは自動選択・設定されますので、通常、これらのSSIDの存在を意識していただく必要はありません。

◆注意◆

  • セカンダリSSIDは、工場出荷状態でネットワーク分離機能が設定されているため、セカンダリSSIDに接続した子機から下記へのアクセスができません。
    • 他の接続帯域に接続された子機(中継機を経由して接続した子機も含む)
    • プライマリSSIDに接続された子機(中継機を経由して接続した子機も含む)
    • セカンダリSSIDに接続された他の子機(中継機を経由して接続した子機も含む)
    • 本商品に有線で接続された端末
    • クイック設定Web

      ※ Aterm検索ツール、「Atermスマートリモコン」アプリからのアクセスもできません。

    • 見えて安心ネット

      ※ 「Atermスマートリモコン」アプリからのアクセスもできません。

    • Wi-Fi接続通知

      ※ 「Atermスマートリモコン」アプリからのアクセスもできません。

    なお、ネットワーク分離機能は解除することができます。 本商品に有線で接続したパソコンからクイック設定Webを表示し、ホーム画面の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」-「対象ネットワークを選択」でSSIDを選択して、「ネットワーク分離機能」を「OFF」に設定してください。

工場出荷状態では、ネットワーク名(SSID)は下記のとおり設定されています。設定内容の確認と変更はクイック設定Webで行います。

プライマリSSID

初期値:
aterm-XXXXXX-g (2.4GHz帯の場合)
aterm-XXXXXX-a (5GHz帯の場合)
→本商品に貼付のラベルに記載されています。

通常は、こちらに接続してください。

  • 暗号化方式としてWPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)が利用可能。
    初期値はWPA/WPA2-PSK(AES)
  • 子機がWPA-PSK(AES)またはWPA2-PSK(AES)を利用している場合、2.4GHz帯ではIEEE802.11n、5GHz帯ではIEEE802.11acによる高速通信が利用可能。

セカンダリSSID

初期値:
aterm-XXXXXX-gw (2.4GHz帯の場合)
aterm-XXXXXX-ax (5GHz帯の場合)
→セカンダリSSIDのネットワーク名(SSID)と暗号化キーは、クイック設定Webで確認することができます。
ホーム画面の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」-「対象ネットワークを選択」で「セカンダリSSID」を選択、「Wi-Fi機能」を「ON」にして、画面に表示されたネットワーク名(SSID)、暗号化キーを確認します。

使用するにはWi-Fi機能を有効にする必要があります。

  • 暗号化方式としてWPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)、WEP(2.4GHz帯のみ)が利用可能。
    初期値はWPA/WPA2-PSK(AES)
  • 子機がWPA-PSK(AES)またはWPA2-PSK(AES)を利用している場合、2.4GHz帯ではIEEE802.11n、5GHz帯ではIEEE802.11acによる高速通信が利用可能。

◆補足◆

  • ホーム画面の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」-「対象ネットワークを選択」で「セカンダリSSID」を選択して、「Wi-Fi機能」を「ON」に設定する必要があります。
  • 本商品のWEPの暗号化(セキュリティ)については、下記を参考にしてください。
    • WEPはOpen System認証を使用しています。
    • キーは自動的に提供されません。また、本商品のキーインデックスは「1」です。
    • IEEE802.1Xは使用していません。
    • 暗号化キーを26桁(16進数)でしか指定できない子機の場合は、下表を参照して、英数字を16進数に読み替えてください。

    読み替え方法:
    16進数読み替え表 読み替え例:0123456789abc → 30313233343536373839616263