子機側のネットワークの設定を変更する

対象の動作モード
動作モード略称
非メッシュ中継機/子機

本商品(中継機)から子機側に向かって出力しているWi-Fiネットワークの、ネットワーク名(SSID)、暗号化、ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)の設定を変更することができます。

設定を行う前に

設定手順

説明で使用している画面は一例です。OS、Webブラウザの種類など、ご利用の環境によっては表示内容が異なる場合があります。

●ネットワーク名(SSID)と暗号化を設定する
●ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)の設定をする

ネットワーク名(SSID)と暗号化を設定する

◆注意◆

  • 本商品をより安全にお使いいただくために、暗号化キーは、初期値(工場出荷状態の値)から変更してください。
  • 暗号化キーは、名前や生年月日、同一数字など、他人に推測されやすい文字列の使用は避けてください。また、複数の機器やサービス間での使い回しはしないでください。
  • 本商品の暗号化キーを変更すると子機から接続できなくなります。暗号化キーを見ることができませんので、記録しておくことをお勧めします。

クイック設定Webで設定します。

1.
ホーム画面の「子機との接続設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」、「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(6GHz)」をクリックします。
2.
ネットワーク名(SSID)を変更したい場合は、下記の項目を入力します。
  • ネットワーク名(SSID)
    半角の0~9、a~z、A~Z、スペース(先頭と末尾は使用不可)、下表の記号で、32桁以内で設定してください。

  • その他の項目
    必要に応じて設定します。

設定画面イメージ

※ 画面は、「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」の例です。

◆補足◆

  • 項目の入力、変更ができない場合は、「基本設定」-「基本設定」の[親機-中継機-子機の接続形式設定]で、中継機(本商品)と子機との接続に使用する周波数帯を「使用する」に設定してください。
3.
暗号化の設定を変更したい場合は、下記の項目を入力します。
  • 暗号化モード

    「WPA3-SAE(AES)」、「WPA2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES)」、「WPA2-PSK(AES)」または「WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)」を選択します。
    6GHz帯では「WPA3-SAE(AES)」のみ選択できます。

  • 暗号化キー

    任意の暗号化キーを入力します。
    英大文字小文字、数字、記号を組み合わせた13桁以上の文字列をお勧めします。
    8~63桁の英数記号、または64桁の16進数で入力します。(半角で入力)
    暗号化キーに使用できる文字は以下のとおりです。

    • 8~63桁の場合:英数記号(0~9、a~z、A~Z、下表の記号)
      設定画面イメージ

      ※ 「」(バックスラッシュ)はパソコンによっては、「」と表示されます。

    • 64桁の場合:16進数(0~9、a~f、A~F)

    ◆補足◆

    • 本商品をWPA3が含まれる暗号化モードに設定した場合は、暗号化キーに使用できる文字は8~63桁の英数記号のみです。
  • 暗号化キー更新間隔(分)

    暗号化キーを更新する間隔を設定します。
    暗号化キーは一定時間ごとに自動的に更新されます。

設定画面イメージ

4.
[設定]をクリックします。
5.
ダイアログボックスが表示された場合は、内容をよく読んでボタンをクリックしてください。
6.
「設定が完了しました。」と表示されたら、設定は完了です。

ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)の設定をする

設定を行う前に

  • ESS-IDステルス機能を有効にすると、ネットワーク名(SSID)が表示されないため、子機の増設時の設定が難しくなる場合があります。子機の増設時は、いったん設定を解除すると増設しやすくなります。

    ※ Wi-Fi接続できている子機には、ネットワーク名(SSID)が表示されます。

  • 設定を有効にするとネットワーク名(SSID)を検索する手順では接続できなくなります。ネットワーク名(SSID)、暗号化モード、暗号化キーを手入力してください。
  • 設定を有効にすると、それまで接続していたWi-Fi接続が切断されます。本機能を有効にすると、ネットワーク名(SSID)が表示されないため、ネットワーク名(SSID)、暗号化モード、暗号化キーを手入力して、本商品に再接続してください。
  • 設定を有効にするとWPS機能での子機の増設に失敗します。WPS機能を使って子機を増設する場合は、いったん設定を無効にしてください。
  • 6GHz帯では本機能を使用できません。

クイック設定Webで設定します。

1.
ホーム画面の「子機との接続設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」をクリックします。
2.
「ESS-IDステルス機能」で「ON」を選択します。

設定画面イメージ

3.
[設定]をクリックします。
4.
ダイアログボックスが表示された場合は、内容をよく読んでボタンをクリックしてください。
5.
「設定が完了しました。」と表示されたら、設定は完了です。

使いかた

うまく動作しない場合は

  • 以下の環境でご利用の場合は、各設定を行ってください。設定されていないとパソコンを再起動後にWi-Fiの接続ができなくなる場合があります。
    <Windows 11/10 の場合>
    1. 「Windows」キーを押します。
    2. 表示された一覧から[Windowsシステムツール]-[コントロール パネル]をクリックします。

      ※ Windows 11の場合、「すべてのアプリ」をクリックして一覧を表示し、[Windowsツール]-[コントロール パネル]をクリックします。

    3. [ネットワークとインターネット]をクリックします。(表示方法が「カテゴリ」の場合)
    4. [ネットワークと共有センター]をクリックします。
    5. [Wi-Fi](ネットワーク名(SSID)の表示)をクリックします。
    6. 状態表示の画面が開くので[ワイヤレスのプロパティ]をクリックします。
    7. 「接続」タブを開き[ネットワークが名前(SSID)をブロードキャストしていない場合でも接続する(O)]にチェックします。
    8. [OK]をクリックし、他に表示されている画面を閉じます。
    <Windows 8.1 の場合>
    1. 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押し、表示された一覧から[コントロールパネル]をクリックします。
    2. [ネットワークとインターネット]をクリックします。
    3. [ネットワークと共有センター]をクリックします。
    4. [Wi-Fi](ネットワーク名(SSID)の表示)をクリックします。
    5. 状態表示の画面が開くので[ワイヤレスのプロパティ]をクリックします。
    6. [ネットワークが名前(SSID)をブロードキャストしていない場合でも接続する]にチェックします。
    7. [OK]をクリックし、他に表示されている画面を閉じます。
  • 子機によってはESS-IDステルス機能が使えない場合があります。Wi-Fiの通信に支障が出たときは、設定を解除してご利用ください。
  • 子機の増設時に、ESS-IDステルス機能を無効にしてもネットワーク名(SSID)が表示されない場合は、増設する子機のWi-Fi機能がOFFになっている可能性があります。設定をONに切り替えて試してください。