Wi-Fi 6E対応ホームルータ 「Aterm WX5400T6」を発売
〜Aterm製品初 廃プラスチック由来成分100%の再生プラスチックを採用〜

　NECプラットフォームズは、2024年5月16日にWi-Fi 6Eに対応した6ストリームのWi-Fiホームルータ「Aterm WX5400T6」を発売します。

本製品は、高速性と安定性を高めたWi-Fi 6E（IEEE 802.11ax、以下11ax）に対応し、最大2402Mbps^（注1）の高速無線通信を実現します。従来利用していた2.4GHz帯、5GHz帯に加え6GHz帯を含む3つの帯域（バンド）を同時に利用できる^（注2）トライバンドに対応しており、バンドを使い分けながら混雑を避け、高速で安定したWi-Fi通信を実現します^（注3）。また、メッシュ中継機能に対応しており、通信エリアを柔軟に拡大して安定した通信環境を構築できます。

さらに今回、コニカミノルタ株式会社^{（注4、以下コニカミノルタ）}と使用済みウォーターサーバー用ボトルを原料とした廃プラスチック由来成分100%^（注5）の再生プラスチックを共同開発し、Aterm製品で初めて筐体部分の約40%に採用しました。
これまで製品カタログや個装箱、同梱マニュアルへFSC（Forest Stewardship Council）^（注6）認証用紙や植物油インキ^（注7）を適用してきましたが、再生材の活用も進めて環境に配慮したと取り組みを強化します。

Aterm WX5400T6

※写真はイメージです。実際のサイズは 製品「仕様」ページにてご確認をお願いいたします。

今後Atermシリーズの公式X(旧 Twitter)アカウントにて本製品の発売を記念したキャンペーンを予定しております。詳細は 、Atermシリーズの公式X(旧 Twitter)でご案内いたします。
Atermシリーズ　公式X(@NEC_Aterm)はこちら

背景

近年、動画ストリーミングサービスの拡充、eスポーツなどのオンラインゲームやAR（拡張現実）・VR（仮想現実）・メタバースを利用したサービスの普及、在宅でのオンラインミーティングを行う機会の増加などにより、自宅内でより高速かつ安定的なWi-Fi環境を構築するニーズが高まっています。

　このような背景を踏まえ、環境調和性を高めながら高速かつ安定通信による新たなユーザー体験を目指し、本製品を開発しました。

主な特長

1.Wi-Fi 6E（11ax）対応

帯域幅が広く混雑が少ない6GHzの周波数帯域が利用できるWi-Fi 6E（11ax）に対応しているため、ゲーミングPCやスマートグラス、VRゴーグルなどの低遅延な通信を求める端末を接続しても快適な通信が可能です。

また、5GHz帯に対応した既存製品では、航空/気象レーダー波を検知すると電波干渉を回避するためにWi-Fi通信を一時的に停止して別のチャンネルへ切り替えるDFS（Dynamic Frequency Selection）機能の搭載が義務化されていますが、6GHz帯での通信の場合はDFS機能の動作が不要となります。これにより通信帯域を広げ高速通信時でも安定した通信が実現できます。

2. トライバンド対応

従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、6GHz帯を含めた3つの周波数帯域を同時に利用できるトライバンドに対応しています。自宅のゲーム機やテレビ、スマートスピーカーなど通信機能を持つIoT機器を多数接続した際も、3つの周波数帯域を使い分けることで混雑の少ない安定通信が可能です。

3.メッシュ中継機能搭載

親機と複数の中継機が連携して通信エリアを柔軟に拡大することで自宅における安定した通信環境を構築できます。また、通信状態が良い最適なアクセスポイントに自動で切り替えるローミング機能^(注8)により、スマートフォンなど家の中で移動しながら利用する場合でもシームレスで快適な通信を実現します。
さらに、親機と中継機間の通信に帯域幅が広く混雑の少ない6GHz帯を利用することもでき、より安定したメッシュ中継による通信が可能です。

4. Aterm ホームネットワークリンク

スマートフォン・タブレット向けアプリ「Aterm ホームネットワークリンク」を利用しインターネット経由で宅外など遠隔からでも自宅に設置した本製品の操作ができます。本製品の無線設定や再起動など利用中に必要なメンテナンスや、接続した端末の一覧や接続履歴の表示といったネットワークの可視化が可能です。また本年5月よりWi-Fiの通信速度を測定して通信状況をヒートマップで表示する機能を追加しました^{（注9,10,11）}。これによりWi-Fiの通信状況が把握でき、より快適な通信環境の構築に向けた改善に役立てられます。

5.環境調和性

Aterm製品で初めて、再生プラスチックを筐体部分の約40%に採用しました。通常、再生プラスチックは廃材と未使用材を混ぜていますが、環境負荷低減効果の最大化を目指し、使用済みウォーターサーバー用ボトルの廃材を100%原料とした再生プラスチックをコニカミノルタと共同開発して製品への適用を実現しました。
Aterm製品では、SDGsのゴール12「つくる責任、つかう責任」およびゴール15「陸の豊かさも守ろう」のターゲット達成を目指し、これまで製品カタログや個装箱、同梱マニュアルへFSC認証用紙や植物油インキを適用しており、資源循環の促進やCO₂排出量削減といった環境調和性の高い製品の提供を目指します。

販売価格/販売開始時期

品名	販売価格（税別）	販売開始時期
Aterm WX5400T6	オープン価格	2024年5月16日

※新商品の主な仕様は製品「仕様」ページをご参照ください

• (注1)表示の数値は本商品と同等の構成を持った機器との通信を行ったときの理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度ではありません。
• (注2)端末もご利用の周波数帯に対応している必要があります。
• (注3)メッシュ中継機能利用時は、バンドステアリング機能が動作するため周波数帯を固定できません。
• (注4）本社：東京都千代田区、代表執行役社長 兼 CEO：大幸 利充
• (注5)添加剤は除きます。
• (注6)環境や社会に対して持続可能な森林管理のもと作られた製品を認証する森林管理協議会の制度で、森林環境の保全だけではく、生物の保護、地域社会との関係性なども含まれています。
• (注7)大豆やヤシ、パームなど非食用油を含めた再生可能な植物由来の油を原料としたインキ。
• (注8)IEEE802.11k、IEEE802.11vに対応していない端末は自動で切り替わらない場合があります。
• (注9)iOS版、Android版ともにVer3.0.x以降のアプリで対応。ご利用にはアプリのバージョンアップが必要な場合あります。
• (注10）Wi-Fiの速度測定には、アプリをインストールした端末2台が必要となります。
• (注11）ヒートマップ機能は他社のWi-Fi ルータでもご利用できます。

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