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AtermWR7600H 無線LAN中継機能(WDS)使用時の注意事項

概要

AtermWR7600Hを使用して無線LAN中継機能(以下WDS)をご利用の際、WDS対応機器エントリの設定内容によって無線LANの通信速度低下が発生する場合があります。

現象

AtermWR7600Hにおいて、『WDS』機能利用時に、通信出来ないWDS対応機器エントリを有効にしている場合に、無線LANの通信速度低下が発生する場合があります。

対象機種

  • AtermWR7600H (ファームウェアバージョン8.0d以降)

原因

AtermWR7600Hの「クイック設定Web」の【WDS対応機器エントリ】に通信出来ない(電源が入っていない、又は電波の届かない距離に設置されている)WDS対応機器を登録しエントリ番号のチェックを有効としている場合に発生します。通信出来ないWDS対応機器エントリを有効にしている場合に、AtermWR7600Hは通信できないWDS対応機器に対してもデータ送信を実行するため、データ通信のレスポンスがないことによる再送処理が多発し、結果として正常な通信のパフォーマンスが低下する現象が発生いたします。

対処方法

  • WR7600HのWDS機能を使った環境にて通信速度が遅い現象が発生した場合には、接続しているWDS対応機器との通信状態およびエントリ設定を確認してください。
  • WDS機能を使って通信する機器間で正しく通信ができていない場合は、機器間の距離を近づけるなど確実に通信できる配置に変更してください。
  • WR7600H「クイック設定Web」により【WDS対応機器エントリ】に接続対象以外の機器がエントリされていないことを確認してください。
  • 登録済みの【WDS対応機器エントリ】で使用しない機器がある場合は、使用しない機器のエントリ番号のチェックを外してお使いください。(下図)