このページでは、NOVAグループの「お茶の間留学」で使用するテレビ会議端末「WARPGATEシリーズ」を、Atermに接続する際に必要な設定方法を掲載しています。
WARPGATEは、「UPnP」(Universal Plug and Play)に対応しているため、通常はAterm側で設定を行う必要はありませんが、何らかの理由によりUPnPを利用できない場合は、WARPGATEの通信設定およびAtermのポートマッピング設定登録が必要となります。
なお、当設定につきましては、個々のご利用環境や目的により大きく異なります。 設定値などの詳細につきましてはサポートの対象外とさせていただきます。ご了承ください。
※OS、ブラウザなどご利用の環境により、画面が異なる場合があります。
注意
本設定を行う前に、WARPGATEの「IP接続設定」にて以下の設定を行っておいてください。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
▼PPPoE機能 | 使わない |
UPnP機能 | 使わない |
着信ポート | 1720 |
▼DHCP機能 | 使わない |
IPアドレス | 192.168.0.XXX ※1 |
ネットマスク | 255.255.255.0 |
ゲートウェイ | 192.168.0.1 |
▼プライマリDNS | --設定不要-- |
▼セカンダリDNS | --設定不要-- |
1.WWWブラウザ(InternetExplorer「インターネットエクスプローラ」など)を開いて、「http://web.setup/」と入力します。
参考
2.「ユーザー名」「パスワード」の入力画面が表示されましたら、ユーザー名に半角小文字で「admin」と入力、パスワードを入力して、「OK」ボタンを選択します。
3.クイック設定Webが開きましたら、左メニューの「詳細設定」から「ポートマッピング設定」を選択します。
4.「ポートマッピング設定」画面の「NATエントリ編集」にて、「エントリ番号」に「1」、「変換対象プロトコル」に「TCP」を選択、「変換対象ポート」に「1720」、「宛先アドレス」に「192.168.0.100」を入力して、「編集」ボタンを選択します。
注意
ここでは、WARPGATEのIPアドレスを「192.168.0.100」とした場合を例に説明しています。
「宛先アドレス」には、お客様がWARPGATEに設定したIPアドレスを入力してください。
5.「NATエントリ編集」にて、「エントリ番号」に「2」、「変換対象プロトコル」に「TCP」を選択、「変換対象ポート」に「51000-51007」、「宛先アドレス」に「192.168.0.100」を入力して、「編集」ボタンを選択します。
6.「NATエントリ編集」にて、「エントリ番号」に「3」、「変換対象プロトコル」に「UDP」を選択、「変換対象ポート」に「1719」、「宛先アドレス」に「192.168.0.100」を入力して、「編集」ボタンを選択します。
7.「NATエントリ編集」にて、「エントリ番号」に「4」、「変換対象プロトコル」に「UDP」を選択、「変換対象ポート」に「61000-61015」、「宛先アドレス」に「192.168.0.100」を入力して、「編集」ボタンを選択します。
8.「登録内容を変更しました。」と緑色で表示されましたら、「NATエントリ」の横にある「最新状態に更新」ボタンを選択します。
9.登録した情報が表示されましたら、「適用」ボタンを選択します。
10.「登録内容を変更しました。」と緑色で表示されましたら、左メニューの「登録」ボタンを選択します。
11.「再起動をします。よろしいですか?」と表示されましたら、「OK」ボタンを選択します。
12.「再起動中です。」と表示されましたら、「OK」ボタンを選択して、WWWブラウザを閉じてください。再起動が完了いたしましたら、設定は終了です。
WARPGATEを2台以上接続する場合は、以下を参考にして設定を行ってください。
WARPGATEの設定
「IP接続設定」において、「50000+20×n」で算出した数字を「着信ポート」に設定してください。
2台目の場合「n=1」、3台目の場合「n=2」…というように、数字を入れていきます。
その他の「IP接続設定」は、設置するネットワーク環境にあわせて設定してください。
Atermのポートマッピング設定
1台目と同様の手順にて「NATエントリ」を追加します。
エントリ番号 | 変換対象プロトコル | 変換対象ポート | 宛先アドレス |
---|---|---|---|
任意の空き番号 | TCP | 50000+20×n | 192.168.0.XXX |
任意の空き番号 | TCP | 51000+20×nから 51007+20×n |
192.168.0.XXX |
任意の空き番号 | UDP | 60000+20×n | 192.168.0.XXX |
任意の空き番号 | UDP | 61000+20×nから 61015+20×n |
192.168.0.XXX |
2台目の場合「n=1」、3台目の場合「n=2」…というように、数字を入れていきます。
「XXX」の部分は、 AtermのDHCPサーバ機能により割り当てられるIPアドレスとの競合を避けるため、100から254の数字で、他の機器に割り当てられない数字を設定してください。
以下は、2台目のWARPGATEを接続するときの設定例です(IPアドレスを「192.168.0.101」と設定、1台目のWARPGATEを接続する設定で「エントリ番号」の1から4は使用済とする)。
エントリ番号 | 変換対象プロトコル | 変換対象ポート | 宛先アドレス |
---|---|---|---|
05 | TCP | 50020 | 192.168.0.101 |
06 | TCP | 51020-51027 | 192.168.0.101 |
07 | UDP | 60020 | 192.168.0.101 |
08 | UDP | 61020-61035 | 192.168.0.101 |