2003年4月3日
エコシンボルを付与した環境に優しいAtermシリーズ
Atermシリーズは99年6月より、当社環境配慮シンボルマーク「エコシンボル」を取得しました。 今後も、高いレベルの環境配慮型製品を開発するとともに、自発的な環境情報の開示を行うことにより、資源循環型社会の実現に少しでも貢献していきたいと考えています。
この制度は、NECが定める環境配慮についての基本条件を満たした製品にマークを表示するとともに、その製品の環境情報をインターネット等で公開する社内制度です。
エコシンボル制度の詳細は「NECの環境活動」内の「事業活動における取り組み」ご覧ください。
比較対象の従来機種:AtermDR202C
従来機種より機能追加(回路規格約1.7倍増加)しているが、各項目(地球温暖化防止、資源循環、グリーン化)とも単位性能比較で同等以下を達成
外装筐体(ベース、カバー、スタンド)に再生材保有率10%の再生プラスチック使用
ネジ1本で分解可能
環境配慮事項 | 製品適用状況 | ||
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大分類 | 中分類 | 内容 | DR302CV DR312CV |
エコプロダクツ基準 | |||
地球温暖化防止 | 低消費電力化 | 一定時間未使用時は低電力になる設計である。 |
適合 |
国際エネルギースタープログラム対象製品は基準に適合している。 備考:基準に適合できる機能を保有していればよい。 また製品コンセプトにより適合できない機種は対象外とする。 |
対象外 | ||
定格電力は従来製品と比較して絶対値または単位性能あたりで同等以下である。 | 従来機種:12.0W 申請機種:12.0W (単位性能比:6.9W) |
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待機時電力は従来製品と比較して絶対値または単位性能あたりで同等以下である。 備考:LAN機能など製品機能で低電力が設定できない製品は対象外である。 |
従来機種:5.9W 申請機種:7.2W (単位性能比:4.1W) ※VoIP機能追加 |
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電源オフ電力は従来製品と比較して絶対値または単位性能あたり同等以下である。 | 従来機種:0W/h 申請機種:0W/h |
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資源循環 | リデュース・リユース・リサイクル | 製品、包装材、添付品について、プラスチックに材料名を表示。
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製品、添付品に使用している25g以上のプラスチックすべてに材料名を表示している 包装用発泡材不使用 |
包装箱は通い箱又はダンボールを使用する。 但し海外出荷製品や強度、技術的な問題等で使用できない場合は対象外とする。 ダンボールを使用する場合はリサイクルを妨げる加工および処理をしない。 備考:「加工および処理」とは当面は樹脂コーティングのみを対象とする。 但し、今後インクの種類、添付物(接着封筒)、ガムテープ、固定金具などを検討する。 |
適合 | ||
マニュアルは再生紙を使用し、リサイクルを妨げる加工および処理をしていない。 備考:「加工および処理」は包装箱の場合と同様。 |
適合 | ||
製品質量は従来製品と比較して絶対値または単位性能あたりで同等以下である。 | 従来機種:643g 申請機種:656g (単位性能比:375g) |
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製品の体積や面積は従来製品と比較して絶対値または性能あたりで同等以下である。 | 従来機種:1167cm3 申請機種:1167cm3 (単位性能比:667cm3) |
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包装材料の質量は従来製品と比較して絶対値または単位性能あたりで同等以下である。 | 従来機種:170g 申請機種:170g (単位性能比:97g) |
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製品の長寿命化を考慮した設計である。 | 適合 | ||
リユース可能な部品、ユニットを採用している。 (汎用・共通ユニット/部品の採用、保守部品への流用も含む) |
対象外 | ||
二次電池の取り外しが容易な構造である。 | 対象外 | ||
水銀を含む部品を容易に分離できる。 | 対象外 | ||
ドライバなど一般工具で容易に材料ごとに(ユニットレベル)解体できる。 ただし製品の特性上一般工具での解体が出来ない場合、専門者が特殊工具で分解できれば可。 |
適合 ネジ1本 |
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グ リ | ン 化 |
環境影響物質の使用抑制(製品、包装材、添付品) | 製品・包装材・添付品はNECの含有禁止物質を含まない。 〔PCB、ポリ塩化ナフタレン、アスベスト類、特定臭素系難燃剤(PBDE、PBB)〕 |
適合 |
モントリオール議定書で禁止しているオゾン層破壊物質(CFC、ハロン、111トリクロロエタン、四塩化炭素、HBFC)を用いて製造された部品、材料を使用しない。 | 適合 | ||
緩衝材および保護袋にPVCなどハロゲン系樹脂やハロゲン系難燃剤等を使用しない。 | 適合 | ||
筐体にはPVCを使用しない。 | 適合 | ||
鉛はんだ使用量を従来製品と比較して絶対値または単位性能あたりで同等以下にする。 備考:鉛はんだ使用量は必ず把握する。 |
従来機種:2.15g 申請機種:3.14g (単位性能比:1.79g) |
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環境管理システム | 製品の事業主体(開発設計を含む)および主要生産基地において、ISO14001の認証を取得。 (ただし、部品ベンダーについては当面対象外とする) |
適合 NECAT取得済み |
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製造プロセス | 新規化学物質の導入や工法の変更が伴う部品の使用がある場合、アセスメントを実施している。 | 適合 | |
情報開示 | 製品使用後の処理に関する情報提供 | 二次電池使用製品本体、マニュアル等に電池の種類記号とスリーアローマークの表示、使用後の適正な取り扱い、処理方法等を記載する。 | 対象外 本体の廃棄方法を記載 |
製品群別環境配慮基準 | |||
地 球 温 暖 化 防 止 |
CO2排出量の把握 | 申請製品、類似製品群でLCAを用いてCO2排出量を把握している。 | 適合 (使用時を除き類似製品) |
低消費電力化 | 待機時消費電力の低減。 | 従来機種:5.9W 申請機種:7.2W (単位性能比:4.1W) |
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資 源 循 環 |
リデュース・リユース・リサイクル | 包装箱にダンボールを使用する場合は古紙配合率70%以上のダンボールを使用する。 | 適合 85%以上のダンボール材 |
マニュアルは国内生産品の場合、エコマーク認定基準に準拠した再生紙を使用。 海外生産品の場合は可能な限りエコマーク認定基準に準拠した再生紙を使用。 |
適合 | ||
緩衝材は、ダンボール又はパルプモールドを使用する。 | 適合 (すべてダンボール材) |
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製品本体への、使用する材料の統一化又は、再生プラスチックを使用又は、筐体材料にエコポリカ、Mg合金等リサイクルし易い材料を使用 | 20g以上のプラスチック材に単一材。 外装筐体に再生プラスチック(含有率10%)を使用 |
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25g以上のプラスチック部品は可能な限り、メッキ、塗装等異種材質の接合をおこなわない | 適合 | ||
グ リ | ン 化 |
環境影響物質の事前評価 | 部品選定・購入にあたっては、グリーン購入(アンケートの実行を含む)を実施している。 | 適合 |
環境影響物質の使用抑制(製品、包装材、添付品) | カドミウムを含む部品を使用している場合の、分離・分解の容易化 | 適合 (カドミウムを含む部品は本体に不使用) |
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電池に鉛及び水銀を使用しない。 | 対象外 (電池は不使用) |
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情報開示 | 製品使用後の処理に関する情報提供 | 環境面で配慮すべき事項について、インターネットホームページ、マニュアル、カタログ等に記載 | 適合 |
製品の環境情報提供 | カタログ、マニュアル、インターネットホームページ等に製品の環境情報を記載。 | 適合 | |
問合せ先明確化 | 問合せ部門の電話番号、FAX番号、電子メールアドレスなどを明確にする。 | 適合 | |
回収・リサイクル | 使用済み製品(カートリッジ含む)の回収・リサイクルを実施。(レンタルリース、法人向けなど) | 適合 法人向け製品実施 |
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その他 | (製品特性によって選定) | Flash Romを使用しており、ファームウェアのバージョンアップが可能 |