本商品には3つのネットワーク「オーナーSSID」「ゲストSSID」「WEP専用SSID」があり、それぞれに異なるセキュリティの設定ができます。これらのSSIDは同時に動作しているため、AESを利用可能な子機と、ニンテンドーDSなどWEPのみが利用可能な子機が共存可能です。
工場出荷状態では、ネットワーク名(SSID)は下記のとおり設定されています。設定内容の確認と変更はクイック設定Webで行います。
オーナーSSID
- 初期値:
- aterm-XXXXXX-g (2.4GHz帯の場合)
- aterm-XXXXXX-a (5GHz帯の場合)
- →本商品に貼付のラベルに記載されています。
通常は、こちらに接続してください。
- 暗号化方式としてAES/TKIPが利用可能。(初期値はAES)
- AESが設定されている場合、2.4GHz帯ではIEEE802.11n、5GHz帯ではIEEE802.11acによる高速通信が利用可能。
ゲストSSID
- 初期値:
- aterm-XXXXXX-gx (2.4GHz帯の場合)
- aterm-XXXXXX-ax (5GHz帯の場合)
- →本商品に貼付のラベルに記載されています。
訪問者(ゲスト)の使用を一時的に許可する場合のSSIDです。
ただし、使用するには設定が必要となります。
- 暗号化方式としてAES/TKIPが利用可能。(初期値はAES)
- AESが設定されている場合、2.4GHz帯ではIEEE802.11n、5GHz帯ではIEEE802.11acによる高速通信が利用可能。
- ゲストSSIDは、初期値でWi-Fi機能が無効に設定されています。接続する場合は、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」でWi-Fi機能を「使用する」に設定する必要があります。
- Wi-Fi接続の有効時間を設定することができます。「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定 (2.4GHz)」または「Wi-Fi詳細設定(5GHz)」の「Wi-Fi機能」で「使用する(時間指定)」を選択し、あわせて「有効時間」を指定してください。
有効時間を経過すると、「Wi-Fi機能」の設定は自動で「使用しない」(初期値)に戻ります。また、本商品の電源を入れ直した場合、有効時間内であっても「Wi-Fi機能」の設定は「使用しない」(初期値)に戻ります。再度ゲストSSIDを使用したい場合は、改めてゲストSSIDの「Wi-Fi機能」を設定する必要があります。
WEP専用SSID
- 初期値:
- aterm-XXXXXX-gw (2.4GHz帯のみ)
- →ゲストSSIDの末尾2桁を「gw」にしたものです。
ご使用の子機の暗号化モードがWEPの場合(ニンテンドーDSなど)に選択するSSIDです。
通常は、IEEE802.11bのみに対応している子機(ニンテンドーDSなど)から、らくらく無線スタートで接続してください。
ただし、使用するには設定が必要となります。
- 暗号化方式としてWEPが利用可能。
初期値はWEP(128bit)、らくらく無線のみ可能。
- WEP専用SSIDは、初期値でWi-Fi機能が無効に設定されています。接続する場合は、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」でWi-Fi機能を「使用する」に設定する必要があります。
- WEP専用SSIDに手動で接続する場合は、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi詳細設定(2.4GHz)」で、暗号化キーを確認して控えておいてください。
◆補足◆
本商品のWEPの暗号化(セキュリティ)については、下記を参考にしてください。
- WEPはOpen System認証を使用しています。
- キーは自動的に提供されません。また、本商品のキーインデックスは「1」です。
- IEEE802.1Xは使用していません。
- 暗号化キーを26桁(16進数)でしか指定できない子機の場合は、下表を参照して英数字を16進数に読み替えてください。
読み替え方法:
読み替え例:0123456789abc → 30313233343536373839616263