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DHCPサーバ機能
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能とは、LAN上のパソコンなどが起動すると、その都度、IPアドレスなどのネットワーク利用に必要な設定情報を、本商品から各パソコンなどに自動的に割り当てる機能です。
これにより、各クライアントでネットワークの詳細な設定を行わなくても、LANやインターネットに接続することができます。
●DHCP除外設定は こちら
●DHCP固定割当設定は こちら
■設定方法
「クイック設定Web」
「詳細設定」-「IPv4LAN側設定」の[DHCPサーバ]で設定する
割り当てるIPアドレスの範囲を設定したいときは、「詳細設定」-「DHCP固定割当設定」、「DHCP除外設定」で設定してください。
<お願い>
- DHCPを使用せずに運用する場合には、「IPv4LAN側設定」で「DHCPサーバ機能」の「使用する」のチェックをはずし、パソコンのネットワークの設定で下記の設定をする必要があります。
・「次のIPアドレスを使う」にチェックが入っている
- ・IPアドレス
- :
- パソコン側のIPアドレスを任意で入力する
(他のホストのIPアドレスと重複しないこと) - ・サブネットマスク
- :
- 255.255.255.0
- ・デフォルトゲートウェイ
- :
- 本商品のIPアドレスを指定する
- 「次のDNSサーバのアドレスを使う」にチェックし、優先DNSサーバに本商品のIPアドレスを指定する
[Mac OS の場合]
- ・IPアドレス
- :
- パソコン側のIPアドレスを任意で入力する
(他のホストのIPアドレスと重複しないこと) - ・サブネットマスク
- :
- 255.255.255.0
- ・ルータ
- :
- 本商品のIPアドレスを指定する
- 「IPv4LAN側設定」で[IPアドレス/ネットマスク]を変更した場合は、それらの設定に合わせて
[DHCPサーバ]および 「詳細設定」-「DHCP固定割当設定」、「DHCP除外設定」も変更してください。
正しく設定しないとパソコンなどが本商品と通信できなくなります。 -
DHCP除外設定
DHCPサーバでクライアントに配布するIPアドレスから、除外するアドレスを指定することが可能です。
除外エントリは2つまで追加可能。
次のような使い方が可能。
割当先頭アドレス 192.168.10.2 割当数 32であれば192.168.10.2~192.168.10.33 までがDHCPサーバで配布されます。
ここで除外エントリを
先頭 192.168.10.5 除外数 5とすると、192.168.10.5~192.168.10.9 までの5つのIPアドレスがDHCPサーバ配布エントリから除外され配布されなくなります。
この例では、本商品のDHCPサーバが配布するIPアドレスの範囲は
192.168.10.2~192.168.10.33 なので、除外エントリはその配布プールの中から指定する必要があります。 -
DHCP固定割当設定
DHCPサーバでクライアントに配布するIPアドレスを、特定のMACアドレスには特定のIPアドレスを配布する指定が可能です。
最大設定エントリは20件まで追加可能。
MACアドレスが 00:0d:02:01:01:01 の端末に
IPアドレスを 192.168.10.5 を固定的に割り当てたい場合、上記のパラメータを組み合わせで指定すると、
00:0d:02:01:01:01 の端末には常に 192.168.10.5 が割り当てられることになります。悪質サイトブロックや、ファームウェア更新通知で特定の端末に対してIPを常に同じに振りたい場合、指定します。
指定するIPアドレスはIPアドレスプールの中から指定する必要があります。