WPS機能

WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは、Wi-Fi Allianceが策定したWi-Fiの接続設定を簡単に行うための規格です。本商品は、WPSに対応したWi-Fiの自動設定を行うことができます。

※設定するには、子機もWPSに対応している必要があります。

※本機能では、わかりやすくするために「らくらくスタートボタン」を「らくらくスタートボタン(WPSプッシュボタン)」と呼びます。

<ご注意>

  • 親機で「MACアドレスフィルタリング」が「使用する」になっている場合、子機のMACアドレスが登録されていないと、WPS機能での設定に失敗します。親機側の設定を確認してください。
  • 親機で「ESS-IDステルス機能(SSIDの隠蔽)」が「使用する」になっていると、WPS機能での設定に失敗します。親機側の設定を確認してください。
  • WPS機能での設定中は他のWi-Fi接続はいったん切断されることがあります。
  • 暗号化設定が152bitWEPではご利用になれません。

<お知らせ>

  • 周囲にある本商品以外の親機でWPS「PIN方式」を実行すると、本商品がWPS信号を検知して、POWERランプ表示が変化することがあります。
  • 接続する子機がない状態で「WPS設定」を行った場合、2分間で自動的にキャンセルされます。

■設定方法

設定方法には、以下の方法があります。


●らくらくスタートボタン(WPSプッシュボタン)

本商品の「らくらくスタートボタン(WPSプッシュボタン)」を利用して設定することができます。
詳細は本商品に添付の「取扱説明書」をご覧ください。

<ご注意>

  • 「Wi-Fi(無線LAN)設定」-[Wi-Fi機能設定]の「Wi-Fi自動設定」で「らくらく無線/WPS自動」に設定した場合、本商品は接続する子機のモードを自動判別して、本商品のモードを切り替えますが、子機によって設定が正常に完了しない場合があります。その場合は、「WPS」を選択し、再度、設定してください。

●PIN方式
「クイック設定Web」の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「WPS設定」で設定する

<お知らせ>

  • PIN方式を使って、子機の設定を本商品に設定すると、本商品のWi-Fi設定が変更になり、設定済みの他の子機から接続できなくなる場合があります。
  • Windows 8/7、Windows Vista(SP2以降)をご利用の場合、親機で「プライマリSSID」の暗号化モードが「暗号化無効」以外に設定されていると、WPS機能での設定に失敗する場合があります。

<本商品のWi-Fi設定を子機に設定する>

イメージ

ご利用になる子機のドライバや設定ツールが必要な場合は、インストールを済ませておいてください。

1.
「クイック設定Web」を起動する
子機を接続したパソコンで「クイック設定Web」を起動する場合は、いったんETHERNETケーブルでパソコンと親機を接続します。
2.
「Wi-Fi(無線LAN)設定」で「WPS設定」を選択する
3.
「PIN方式」の「使用する」にチェックする
4.
「WPSの状態」の「Configured」にチェックする

画面例

5.
「子機のPINコード」に子機のPINコードを入力する

※子機のPINコードは、子機に添付の取扱説明書などをご覧ください。

画面例

6.
[WPS(PIN方式)]をクリックする

画面例

7.
[OK]をクリックする

画面例

8.
子機側でWPS機能を起動する
子機を接続したパソコンで上記の設定をした場合は、パソコンからETHERNETケーブルを取り外して、10秒待ちます。

※起動方法については、子機に添付の取扱説明書などをご覧ください。

※Wi-Fi設定が完了すると、親機のPOWERランプが橙点灯(約10秒間)します。

<お知らせ>

  • 「WPSの状態」の「Configured」の設定を外した場合、予期せずWi-Fi設定が上書きされる場合があります。セキュリティの観点から、「Configured」に設定をすることをお勧めします。

<子機のWi-Fi設定を本商品に設定する>

イメージ

ご利用になる子機のドライバや設定ツールが必要な場合は、インストールを済ませておいてください。

1.
「クイック設定Web」を起動する
子機を接続したパソコンで「クイック設定Web」を起動する場合は、いったんETHERNETケーブルでパソコンと親機を接続します。
2.
Windowsの場合は、「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「Wi-Fi(無線LAN)設定」を選択して、「対象ネットワークを選択」でプライマリSSIDを選択し、暗号化モードを「暗号化無効」に設定して、[設定]をクリックする

※Windows以外の場合は、手順3に進みます。

3.
「Wi-Fi(無線LAN)設定」で「WPS設定」を選択する
4.
「PIN方式」の「使用する」にチェックする
5.
「WPSの状態」の「Configured」のチェックを外す

画面例

6.
親機のPINコードを確認する
[再生成]をクリックすると親機のPINコードを再生成し、[初期値に戻す]をクリックすると工場出荷状態に戻ります。

画面例

7.
[設定]をクリックし、[保存]をクリックする
8.
子機側に親機のPINコードを入力し、WPS機能を起動する
子機を接続したパソコンで上記の設定をした場合は、パソコンからETHERNETケーブルを取り外して、10秒待ちます。
Wi-Fi設定が開始されると、親機のPOWER ランプが点滅し、Wi-Fi設定が完了すると、橙点灯(約10秒間)します。

※PINコードの入力画面の表示方法およびWPSの起動方法については、子機に添付の取扱説明書などをご覧ください。

※Windows 7 の無線LAN内蔵パソコンをご利用の場合は、通知領域(タスクトレイ)に表示されているネットワークアイコンをクリックし、接続するネットワーク名(SSID)をクリックして「自動的に接続する」にチェックし、[接続]をクリックしたあと、親機のPINコードなどの情報を入力して、WPS機能を起動してください。

-不正アクセスの防止-

  • 子機側でPINコードを10回間違えるとロック状態になり接続できません。ロック状態を解除するには、本商品の「クイック設定Web」の「Wi-Fi(無線LAN)設定」-「WPS設定」で、「親機のPINコード」にある[ロック解除]をクリックするか、本商品を再起動してください。

<お知らせ>

  • 「WPSの状態」は、下記の場合、自動的に「Configured」に設定されます。
    • ・本商品のWi-Fi設定が変更された場合
    • ・「WPS機能」を用いて、子機の設定を変更した場合
    • ・本商品の設定を初期化した場合